2011年03月14日

希望の産声、病棟に響く

懐中電灯の光に導かれ 希望の産声、病棟に響く
河北新報 3月13日(日)6時12分配信

 東北各地が震災に見舞われた直後の12日未明から朝にかけて、
仙台市青葉区の東北公済病院で四つの新しい命が誕生した。
病院は停電し、妊婦たちは懐中電灯の光を頼りに出産した。
病棟に産声が元気よく響き渡ると、
余震が続いて緊迫した院内の空気が緩んだ。
 
「頑張って生まれてきてくれてありがとう」。

青葉区の看護師三塚美世子さん(33)は、
まだ羊水の残る長男を抱き、そう語りかけた。



誕生は12日午前0時13分。
懐中電灯に照らされたわが子を見て、
安堵の笑みがこぼれたという。
三塚さんは前駆陣痛のため、
自宅で横になっていた時、地震が発生した。
経験したことのない大きな揺れに、
長女(3)をかばいながらテーブルの下に隠れた。

揺れが収まってから、家族と近くの小学校に避難し
、車の中で暖を取っていた際に陣痛が来た。
病院は急病人や帰れなくなった人で混雑していた。
エレベーターが使えず、
陣痛をこらえながら暗い階段を7階まで上った。


すぐに分娩室に通された。暗闇で感じる余震は強く感じた。
助産師が「大丈夫。お産に専念して」と声をかけてくれた。
産声を聞き、ようやく不安が消え去った。



三塚さんは「支えてくれた助産師と医師に感謝している。
生涯忘れられない日になりそうです」
とほほ笑んだ。
希望の産声、病棟に響く 










最終更新:3月13日(日)6時12分






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Posted by akiko at 21:03│Comments(0)その他
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